インテルに所属するDF長友【写真:Getty Images】
【インテル 4-3 エンポリ セリエA最終節】
イタリア・セリエA最終節が現地31日に行われ、日本代表のDF長友佑都が所属するインテルはエンポリと対戦した。
インテルは前節、ジェノアに逆転負けを喫し、ヨーロッパリーグ出場へ厳しい状況が続く。なお、負傷により長く戦列を離れていた長友はフル出場を果たした。シーズン最終戦となるホームゲームで勝利を収め、欧州への望みをつなげたい。
試合が始まると、インテルに最初の決定機が訪れる。6分、長友がゴール前でボールを受けると、エリア手前から左足でミドルシュートを放つ。これはGKに弾かれて得点ならず。
29分、DFフェリペの負傷交代で左サイドに移った長友がクロスを上げ、FWパラシオが頭で合わせるも枠外へ。
攻勢をかけるインテルは34分、MFエルナネスが放ったミドルシュートのこぼれ球にFWイカルディが反応してゴールを狙うもGKに阻まれる。38分にはエルナネスの縦パスに抜け出したパラシオが右足でシュートを放つもゴールを割ることができない。前半アディショナルタイムにもMFブロゾビッチのクロスにパラシオがヘディングで合わせるもバーの上へ。
後半に入ると、インテルがすぐに先制する。49分、MFコバチッチがハーフライン付近からドリブルで持ち込むと、前線のイカルディに絶妙なスルーパスを送る。すると、前に飛び出したGKをかわすパスに走り込んだパラシオが冷静にゴールへ流し込む。
インテルの勢いは止まらない。53分、再びコバチッチの縦パスに抜け出したイカルディがGKとの1対1を制し、今季21得点目のゴールを挙げた。
しかし、インテルの隙をついてエンポリが立て続けにゴールへ迫る。59分にFWムチェドリーゼが頭で得点を決めると、62分にはFWプッチャレッリが相手CBの間をすり抜け、落ち着いてネットを揺らした。
インテルは70分に再びリードする。長友のサイドチェンジからチャンスを作り出すと、エリア内の混戦から最後はブロゾビッチが豪快にミドルシュートを叩き込み、セリエAでの初ゴールを挙げた。
インテルはさらに相手を突き放す。77分、エルナネスのパスを受けたイカルディが右足でゴール右下に流し込み、得点ランクトップのルカ・トーニに並ぶ22得点目を挙げた。
エンポリは88分にムチェドリーゼがこの日2点目のゴールを決めて1点差に迫るも、最後はインテルが逃げ切り、4-3で勝利を収めた。
【得点者】
49分 1-0 パラシオ(インテル)
53分 2-0 イカルディ(インテル)
59分 2-1 ムチェドリーゼ(エンポリ)
62分 2-2 プッチャレッリ(エンポリ)
70分 3-2 ブロゾビッチ(インテル)
77分 4-2 イカルディ(インテル)
88分 4-3 ムチェドリーゼ(エンポリ)
【了】