武藤嘉紀【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ第14節が30日、全国各地で行われ、FC東京は柏レイソルに2-1で勝利した。
この試合後、FC東京の武藤嘉紀がマインツに4年契約で移籍すると発表した。報道陣の取材に応じた武藤は「移籍するのかしないのか、いろいろと考えて、チームメイトやファン、サポーターの後押しがあったからこそ、ひとつ上のレベルで勝負したいと思った」と移籍決断の理由を語る。
そして「チームスタッフ、チームメイト、サポーター、自分に関わってくれたすべての人に感謝したい」と、武藤らしく周囲への想いを述べた。
チェルシーへの移籍に惹かれたこともあったと明かした武藤だが、最後の決め手はすでにマインツでプレーしている先輩の助言だったようだ。「岡崎さんには忙しい中、メールで相談に乗ってもらっていました」と明かしている。
「移籍報道があってから3ヶ月間、眠れない時もありましたし、サッカーに集中できないときもありましたけど、これまで支えてくださった方のために頑張りたい」と新たな挑戦に意気込む武藤。
そのうえで「引退するときは絶対にFC東京だと思っています。僕を育ててくれたのはFC東京ですし、ヨーロッパから戻ってくるときはFC東京に戻って恩返しをしたい」とクラブ愛を口にし、将来の復帰を約束した。
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