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レアルに振られたアンチェロッティ、ミランの愛情実感で復縁決定的

text by 編集部 photo by Getty Images

レアルに振られたアンチェロッティ、ミランの愛情実感で復縁決定的
レアル・マドリーを解任されたアンチェロッティ前監督【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーを解任されたカルロ・アンチェロッティ前監督のミラン復帰が着実に近づいている。

 シーズン最終戦後の会見でマドリー残留か1年間の休養を宣言したアンチェロッティ氏は、25日の解任発表を受け、当日の夜にミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOと会食した。現地の報道では古巣から監督就任の打診を受けたと報じられており、その去就が注目されている。

 伊大手メディア『ラジオ24』の番組「トゥッティ・コンヴォカーティ」に出演したフランコ・オルディネ記者の証言によれば、現在のアンチェロッティ氏は1年間の休養は考えておらず、ミランへの復帰を前向きに検討しているという。

 また、“デシマ(10度目の欧州制覇)”を達成し、来季の契約も残っていた状況にもかかわらず、クラブの都合によって一方的に解任された処遇を受けたことで、ミランからの愛情をより感じられるようになったと話しているようだ。なお、ミランに興味がなければガッリアーニCEOとも会わなかったとも証言している。

 現地紙『イル・ジョルナーレ』のスポーツ欄のデスクを務めるベテラン記者のオルディネ氏は、アンテェロッティ監督のミラン復帰に向けた障害についても言及。同氏によると、水曜にカナダで行われる座骨神経痛の手術の回復具合によってミランの指揮官に就任するかどうかが決定されるという。

 ミランの名誉会長であるシルビオ・ベルルスコーニ氏も「アンチェロッティに代わる候補など考える必要はない」と就任を確信しているため、古巣への復帰はほぼ確実なようだ。

【了】

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