ドルトムントでの最後の試合に意気込むクロップ監督【写真:Getty Images】
今季公式戦最後となるDFBポカール(決勝)を30日に控え、ボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督は、公式記者会見に出席。決勝への意気込みを語っている。
クロップ監督はまず決勝に進出できたことについて「プレシーズンの段階からの目標の一つだった。それが達成できたことは嬉しいね。どの試合も難しかった。簡単な試合は一つもなかったよ」と、今までの試合を振り返っている。
リーグ戦では1分1敗と負け越しているヴォルフスブルクが相手となるが「両チームにチャンスはある」と、勝機はあると感じている。
MFヌリ・シャヒン、ケビン・グロスクロイツなど多少のけが人は抱えているものの、4日に内転筋の筋束に裂傷の負傷を負い、戦列を離れていたMFヤクブ・ブワシュチコフスキが復帰。クロップ監督は「今日は通常メニューをこなした。必要ならば90分プレーできるだろう。我々はそうしても良いか見る必要があるけどね」と、フル出場が可能な状態であることを明かした。
また、最終節で大活躍を見せたMF香川真司についても言及し「香川に才能があることは誰が見ても明らかだ。我々みんなが決勝前に本来の調子を取り戻したことを喜んでいる。私には彼を確実に止めることはできないだろう」と、香川の復調を喜んでいる。
クロップ監督にとってドルトムント最後の試合であり、ドイツの公式戦もこれで幕を閉じる。決勝戦について「両チーム全てを出し切る必要がある。それが決勝と言うものだ」と、最後にふさわしい試合を望んでいる。
そして「重要なのは1対1で負けないこと。選手たちはそれを示す必要がある。そして、彼らはそれを示してくれる」と、選手たちを信じタイトルを狙う。
【了】