ポカールでも活躍が期待されるMF香川真司【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ最終節で全得点に絡み、各紙から絶賛されたボルシア・ドルトムントMF香川真司に対し、ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)が26日のドイツ紙『キッカー』で言及している。
ドルトムントに2年ぶりに復帰した香川だが、復帰初戦は活躍したもののシーズン前半戦で低調なパフォーマンスを見せ、ドイツ国内から批判を浴びた。それでもツォルクSDは「シンジの場合、再び見る価値はある」と語り、香川のプレーは試合ごとに良くなっていくと話している。
不調の前半戦とは打って変わり、後半戦では10得点(4ゴール6アシスト)に絡む活躍を見せた香川。得点を決めた試合は全勝となっている。
ツォルクSDも「彼はどんどん良くなっている」と、予想通りの活躍に喜んでいる。
、昨年9月から10月はコンディションにも問題を抱えていたという香川。以前、今季の不調を結果もついてこなかったことで自信を失いメンタル的に厳しかったことを明かし、全く満足できていないと話していた。
しかし、ツォルクSDは「自身が良い感触をつかみ、結果がついてくるようになれば、自信もつく」と、コメント。そして「シンジが我々の下でまだまだやれることを示している」と、考えている。
残る公式戦はDFBポカール(ドイツカップ)決勝のみ。最高の状態で迎える香川は「ユルゲン・クロップ監督とセバスティアン・ケールへ最高の舞台にしたい」と、退任する恩師と引退する前主将へ優勝を贈るためにに向けて意気込んでいる。
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