チーム力の差を実感したFWチョン・テセ【写真:写真:ダン・オロウィッツ】
【柏レイソル 1-2(4-4) 水原三星 ACL決勝T 1回戦 2ndレグ】
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の2ndレグが26日に行われ、柏レイソルはホームで水原三星ブルーウィングスと対戦して1-2で敗れた。
1stレグのアウェイ戦を3-2で勝利していた柏は、トータルスコアで並んだもののアウェイゴール数の差でベスト8進出を決めている。
同試合で先制点を奪い、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた水原のFWチョン・テセは試合後「個人としては良かったが、勝たなければ意味がない」と、悔しさを露わにしている。
テセは、勝利した柏に対し「柏におめでとうと言いたい」と述べつつ「今季の水原を象徴している」と、2点を先行しながらも1点を返され、結果的に敗退につながったことを悔やんだ。
また「攻撃で点が取れても失点してしまう。ホームでの失点は痛かった」と、3失点を喫したホームでの敗戦も大きく影響してしまったと感じている。
試合については「自分たちが驚くくらいプラン通りだった。いい時間帯に点を獲って、完璧な試合運びだった」と振り返っている。しかし、「ミスから2-0で勝っていた試合を落とす。あの状態で守りきれないのは守備だけの責任ではない」と、チーム全体が引いてしまい、その結果前線のチェイシングにずれが生じてしまったと分析した。
同試合に勝利したものの、アウェイゴールに泣いた水原。テセは「チーム力の差。大事なところで失点する。同じ様なな展開で同じようにやられる」と話し、「上に上がる資格はない」と、力不足を実感している。
また、グループステージで対戦した浦和レッズと柏の違いを問われると「柏の方がこういう大会でのゲームの運びがうまい。組織力があって、全員の意思が一致している」とコメントし、2試合とも先制しながら逆転負けを喫した浦和に対し「柏は落ち着いていた。失点した後の試合運びがうまかった」とコメントしている。
ACLは敗退したが、「負けてしまったけど、まだシーズンは残っている」と、国内リーグに向けて切り替えた。
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