ユベントス時代のFWデル・ピエロ【写真:Getty Images】
ユベントスOBで元イタリア代表のFWアレッサンドロ・デル・ピエロが、6月6日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝を戦う古巣にエールを送った。
1993年にユベントスに加入した40歳のファンタジスタは、1995-96シーズンにチームのエースとして欧州を制覇。セリエAではクラブ歴代最多得点者になるなど、ユベントスのアイドルとして国内外で人気を博した。現在は19年間過ごしたトリノの街を離れ、インド・スーパーリーグのデリー・ディナモスでプレーを続けている。
大手メディア『ESPN』でインタビューに答えたデル・ピエロは、CLの展望ついて「(優勝の)チャンスは五分五分だ。バルセロナは攻撃において優れた個の力をもっている。苦戦することなく決勝までたどり着いたんだ。彼らはとても強い」と話す一方で「ユベントスは王者レアル・マドリーを倒した。このチームはコンパクトで堅い。守備の方法を心得ているし、得点を奪うこともできる。一発勝負であればモチベーションが非常に重要な要素となる」と、12年ぶりのファイナルに挑む古巣の方がタイトルを渇望していることを強調。
また、今後の引退時期に関しては「まだプレーするのかって?私にも分からない。インドリーグの開幕シーズンを終えたところだからね。ただ、トレーニングは続けている。オフには慈善試合も控えている。
一つ言えることは、まだプレーを続けたいと心で思っていること。引退しなければならない状況になれば考えるが、今のところそうは感じていない。世界中のどこへでも行くよ。ただ、家族のことも考えなければならない。米国のチームから真剣なオファーを受け取ったが、いくつかの理由があって断った。数ヶ月後には自分の去就について報告できると思う」と明言は避けた。
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