マンチェスター・シティからの移籍が噂されるジェームス・ミルナー【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督は、ジェームス・ミルナーの未来がまだ決まっていないと語った。7月に契約が満了となるイングランド代表のミルナーには、リバプールとアーセナルへの移籍が噂されている。
複数のポジションをこなせるユーティリティ性が特徴のミルナーだが、自身が好むセントラルハーフの位置でレギュラーとしてプレーすることを望んでいるため、起用法への不満を抱いているといわれている。
だが、ペジェグリーニ監督はシティがミルナーに新契約をオファーしたことを明かしており、24日の最終戦で“お別れ”を告げたのは、ニューヨーク・シティFCへの移籍が決まっているフランク・ランパードだけだと語った。同監督は「お別れを言ったのはフランク・ランパードだけだと思う」と述べている。
同監督は移籍が噂される2選手の途中交代について「ヤヤ(・トゥーレ)は15日のけがから戻ったところだった。彼は疲れていたし、試合を最後まで終えることができなかったんだ。私は彼に筋肉のけがをしてほしくなかった。だから交代させた。ミルナーは膝を強く蹴られており、最後まで試合を終えることができなかった」と説明した。
また、「様子を見よう。彼ら2人だけじゃなく、誰がここに残るのかね。2人が交代した理由はそれじゃない」と、移籍が影響した交代ではないと主張している。
ファンは試合中、新契約をオファーされているミルナーに残留を呼びかけたが、29歳の同選手はまだ決断を下していない。
ペジェグリーニ監督は「ジェームスはシーズン後に決めると言っていた。彼はとても重要な選手だ。今季は我々に多くのスピリットを与えてくれた。だが、彼は自分にとってより良い決断をしなければいけない」と述べている。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。