PSGのファン・デル・ヴィール(左)とユナイテッドのディ・マリア(右)はトレードへ?【写真:Getty Images】
フランスでの報道によると、アンヘル・ディ・マリアがパリ・サンジェルマン(PSG)へ、グレゴリー・ファン・デル・ヴィールがマンチェスター・ユナイテッドへ向かっているという。
仏紙『レキップ』によると、PSGは再びアルゼンチン代表のディ・マリアに関心を寄せており、この夏のトップターゲットにしているとのこと。
ディ・マリアは昨年夏にオールド・トラフォードへと移籍する前に、レアル・マドリーからPSGへの移籍を望み、取引もまとまっていた。
だが、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)により、すでにダビド・ルイス獲得に5000万ポンド(約94億円)を費やしていたPSGは、ディ・マリアの移籍金を支払うことができなくなった。
27歳のディ・マリアは、5970万ポンド(約112億2000万円)というイギリス新記録でユナイテッドに加入。しかしマンチェスターでの生活になじめず、3月以降は先発出場が最終節のハル・シティ戦のみとなった。
アントニオ・バレンシアがシーズンの大半でプレーしなければならなかったユナイテッドは、右サイドバックを探している。
同紙は、PSGがファン・デル・ヴィールをトレード要員にすることで、4250万ポンド(約79億9000万円)に制限されている限界額までディ・マリアの移籍金を引き下げるつもりだという。ファン・デル・ヴィールは、現ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督の下で昨年のブラジル・ワールドカップのオランダ代表メンバーに選ばれている。
PSGはFFPの制限をさらに緩めるために、ヨハン・カバイェ、エディンソン・カバーニ、エセキエル・ラベッシといった選手たちを売却する可能性がある。
一方、ユナイテッドはサウサンプトンのナサニエル・クラインやバルセロナのダニエウ・アウベスといった右サイドバックへの関心も噂されている。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。