「ベスト8…運が良ければベスト4だと思ってた」
チェーザレ・ポレンギ(以下、チェ)「今回のミネストローネは、1つのチームの話ではなく、イタリアのクラブのチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)でのパフォーマンスについて話しましょう。今季はCL決勝もまだ残っているからね。八塚さんはシーズン開幕前、ここまで行けると思っていた?」
八塚浩(以下、八)「驚きですよ。今シーズンよくここまで躍進したね。ユーベはそこそこやれると思っていたのよ。決勝までとは言わないまでも、決勝トーナメントに進んで、相手しだいではベスト4まではいけるかな、くらい。よもやファイナリストというのは想像できなかった」
チェ「ベスト8…運が良ければベスト4だと思ってた」
八「ベスト8でも立派だと思ったよ。今季だってグループステージは少し危なかったんだから」
チェ「危なかったね。オリンピアコスにもアトレティコ・マドリーにも負けた」
八「紙一重だよ」
チェ「アトレティコ・マドリーとオリンピアコスに負けて、4戦目もホームでオリンピアコスに2-1で負けていたでしょ。その時歴史が動いたね(編注:結果は3-2でユベントスの勝利)」
八「だからこんなもんなんだよ。結局みんな力は変わらない。ギリギリでグループステージを突破しても、うまく試合を運び、コンディションを整えてモチベーションを高めればファイナルまで行けるんだね」
チェ「たしかに。インテルが優勝した時も、同じような感じだったでしょ。CSKAモスクワに負けそうになっていたし、そんなに優勝する雰囲気はなかったけど、チェルシーに勝って、バルサに苦労しながら勝って決勝まで行った」
八「同じタイミングで同じグループでもう1回やって同じようになるかはわからないからね。これだからサッカーは面白いね」