マンチェスター・ユナイテッドが獲得を狙うバレンシアのDFニコラス・オタメンディ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督はマッツ・フンメルスをの獲得が難航していることでバレンシアDFニコラス・オタメンディの獲得を考えているようだ。
英紙『デイリー・メール』によると、ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は、ワールドカップ覇者のフンメルスを引き止められると考えている。
27歳のオタメンディは今季のリーガエスパニョーラで6得点を挙げるなど、スペインで最も得点力のあるセンターバックとみられている。代理人はジョルジュ・メンデス氏。クリスティアーノ・ロナウドやズラタン・イブラヒモビッチらビッグネームをクライアントに抱える大物代理人だ。
だが、シンガポールの富豪ピーター・リム氏がオーナーを務めるバレンシアには、オタメンディを手放すつもりがない。そのため、ファン・ハール監督は同選手を獲得するためには契約解除金を用意する必要がある。
一方で、ユナイテッドはバイエルン・ミュンヘンMFバスティアン・シュバインシュタイガーに引き続き関心を寄せている。30歳の同選手はチアゴ・アルカンタラ、シャビ・アロンソ、ハビ・マルティネスらの台頭によりイングランドでの新たな挑戦を考えるかもしれない。
また、ファン・ハール監督は昨季現役を引退し、今季からコーチを務めるライアン・ギグス氏を称賛している。同監督はギグス氏が将来的にユナイテッドを率いるに相応しい人物だと述べている。
「彼は大変なハードワークをしているね。元選手は簡単な生活に慣れているものだが、彼は例外だよ。彼はとてもうまく試合を読むことができる。今はピッチ上での監督・コーチとしてのスキルをより伸ばしており、非常にうまくやっているよ。だから私は、彼がユナイテッドの指揮官となり、成功すると思う。少なくとも、それができる人物だ」
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。