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ドルト、香川の1G2Aでクロップのホーム最終戦を有終の美で飾る

text by 編集部 photo by Getty Images

ドルト、クロップ最終戦で有終の美。香川が1G2A
先制ゴールを決めるMF香川(左)【写真:Getty Images】

【ドルトムント 3-2 ブレーメン ブンデスリーガ最終節】

 ドイツ・ブンデスリーガ最終節が現地23日に各地で行われ、日本代表のMF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントはホームでヴェルダー・ブレーメンと対戦した。

 最終節までもつれたヨーロッパリーグ(EL)の出場権争いは、事実上6位アウグスブルク、7位ドルトムント、8位ブレーメンの3チームに絞られた。しかし、7位で出場権が得られるかどうかは、DFBポカール(ドイツカップ)決勝に進出しているドルトムント次第となっている。ドルトムントは盤石の状態でカップ戦に挑むためにもリーグ戦の順位を死守したい。

 尚、この試合は2008年から7シーズンに渡ってクラブを率いてきたユルゲン・クロップ監督のホームラストゲーム。また、2002年からクラブに所属し、今シーズン限りで現役引退するMFセバスティアン・ケールにお別れセレモニーも行われ、開始前から異様な熱気に包まれた。

 シグナル・イドゥナ・パルクに詰めかけた8万人のサポーターの前でドルトムントは序盤から勢いよくハイプレスを仕掛ける。すると、声援に後押しされたドルトムントが先制に成功する。15分、敵陣でボール奪取し、ショートカウンターからMFギュンドアンのパスを受けた香川がドリブルで持ち込んでから左足で今季5点目のゴールを決める。17分には香川のアシストでゴール前に抜け出したオーバメヤンが冷静に流し込み、リーグ戦16得点目を挙げた。

 ブレーメンも負けじと反撃する。26分、ゴール前で相手守備陣を崩し、最後はMFウツトゥナリが決めて1点を返す。

 しかし、この日のドルトムントは攻撃力が爆発する。42分、香川のロングパスに抜け出したMFムリタリアンがGKとの1対1を制し、相手を突き放すゴールを決める。香川はこの日2アシストで好調なパフォーマンスを披露する。

 ドルトムントは後半に入ってからややペースが落ち、香川も81分にピッチを退いた。87分にはブレーメンのDFセラシェにゴールを許して1点差まで詰め寄られるものの、3-1で試合を終わらせ、勝ち点46の7位でシーズンを終えた。

【得点者】
15分 1-0 香川(ドルトムント)
17分 2-0 オーバメヤン(ドルトムント)
26分 2-1 ウツトゥナリ(ブレーメン)
42分 3-1 ムヒタリアン(ドルトムント)
87分 3-2 セラシェ(ブレーメン)

【了】

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