ミランのレジェンドであるパオロ・マルディーニ氏が、かつて現役時代にイングランドのクラブからオファーがあったことを明かしている。22日、英紙『デイリー・ミラー』が報じた。

　25年間という現役生活の全てをミランで過ごしたマルディーニ氏。しかし、同氏は「マンチェスター・ユナイテッドからオファーをもらったことがあるんだ」とイングランド移籍の可能性があったことを明かした。

「ただ、私が直接聞いたわけじゃない。当時チェルシーで監督をしていたルカ・ヴィアッリも私に電話してきたよ。1996年のことだったね。ミランは酷いシーズンを送っていたんだ。また、アーセナルからもオファーがあったと聞いている。いずれにしろ、私自身は直接彼らとは話をしなかった」

　また、同氏は選手としてではなく指揮官としてチェルシーを率いる可能性があったと語っている。

「ミランを引退して1週間でオファーがきた。私はそんな準備はできていなかったし、家族もロンドンに移りたいとは考えていなかったよ」

　ミランだけでなくセリエAの黄金期を支え続けたマルディーニ。彼がイングランドに移籍していたら、欧州サッカーの覇権争いは全く異なる結果となっていたかもしれない。

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