契約延長濃厚な乾貴士【写真:Getty Images】
今季で契約の切れるフランクフルトのMF乾貴士だが、契約延長が濃厚となっているようだ。21日発売のドイツ紙『キッカー』が報じている。
2012年にボーフムから加入した乾は、初年度にリーグ33試合に出場しヨーロッパリーグ(EL)出場に貢献。しかし、翌シーズンはリーグではわずか14試合、ELは6試合と出番を失っていた。
トーマス・シャーフ監督に交代した今季はここまで27試合に出場。しかし、その不安定なパフォーマンスにここ数試合はベンチスタートが続いている。
それでも、フランクフルトは延長を希望。ブルーノ・ヒュブナーSD(スポーツディレクター)は同紙に対して「話し合いを行っているし、一緒にやっていくつもりだ」と、契約を延長する意向を明かしている。
そして、今夏チェルシーからレンタルしているFWルーカス・ピアゾンとともに「両選手ともに今季は良くなかったと理解している」と話し、選手自身が満足いっていないこと理解。それでも、「彼は高いクオリティを持った選手。それは移籍初年度に実証済みだ」と、乾のポテンシャルを認めている。
同紙によれば、フランクフルトは乾との契約をさらに1年間延長するオプションがあり、行使の期限は5月末だという。しかし、フランクフルトが乾と同オプションではなく、さらなる延長を結ぶ可能性も示唆している。
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