古巣の宿敵レアル・マドリーに苦言を呈した元バルセロナのフリスト・ストイチコフ氏【写真:Getty Images】
バルセロナの元FWフリスト・ストイチコフ氏は21日、スペインの『ラジオ4G』でスペインサッカーの現状について言及し、主に宿敵レアル・マドリーに苦言を呈した。
マドリーがここ7年で1度しかリーグ優勝を果たしていないことについて「滑稽」と非難したクライフ氏に続き、ストイチコフ氏は「恥ずべき業績だ。私がベテランと一緒にプレーしてでも1回よりかはもっと優勝すると思うよ」と、嘲笑うようにして語った。
マドリーへの苦言は尽きず、バルサでは選手が退場させられた時は抗議など一切しないとのことに対して「マドリーは逆だ。より多く抗議すれば良いと思っているし常に弁護士を連れて行く。泣いてばっかりだ」と、イエローやレッドを取り消そうとする同クラブの姿勢を非難した。
なお30日に行われるコパ・デル・レイ(国王杯)決勝戦でバルサはアスレティック・ビルバオとカンプ・ノウで対戦する。本来であればバルサのホームとなる同スタジアムだが、「決勝戦は設立が古いチームがホーム扱い」という規定があるため、バルサより1年早い1898年に設立されたビルバオがカンプ・ノウでのホーム扱いとなる。そのため、バルサはアウェー用のロッカールームを使用することになった。
当初はマドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウを使用する案もあったが、マドリー側がこれを却下した為、カンプ・ノウで開催されることになった。
かつて柏レイソルでもプレーした同氏は「バルサとビルバオにベルナベウの様な中立のスタジアムを提供することを却下したのは恥ずべき行為だ。マドリーがとった態度は悪いものだ」と付け加えた。
また、去就が不明なマドリーのGKイケル・カシージャスについては「全てを制覇したサッカー界のシンボルだ。彼にブーイングをする5~6人の恥知らずの言うことなんて聞かなくていい。彼は残ると思うよ」と、宿敵の主将を擁護した。
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