日本人所属3チームが残留争い【写真:Getty Images】
いよいよ次節が最終節となるドイツ・ブンデスリーガ。長かったシーズンも終了し、最終順位が確定する。
最終節で注目される1つが残留争い。現段階では13位のヘルタ・ベルリンから18位パーダーボルンまで降格の可能性が残されている。
残留争いを繰り広げる6チームの中に、MF細貝萌とFW原口元気の所属するヘルタ、MF清武弘嗣とDF酒井宏樹の所属するハノーファー、DF酒井高徳の所属するシュトゥットガルトと日本人所属クラブが3チーム含まれている。
現在の順位は13位ヘルタ(35)、14位フライブルク(34)、15位ハノーファー(34)、16位シュトゥットガルト(33)、17位ハンブルガーSV(32)、18位パーダーボルン(31)となっている。
そして対戦カードがハノーファー対フライブルク、パーダーボルン対シュトゥットガルトとなっており残留争いを繰り広げる4チームが激突する。
この影響で圧倒的に有利なのがヘルタ。ホッフェンハイム戦に勝てばもちろん無条件で残留が決まるが、負けたとしても複数条件が重なる必要があり、その場合最悪でも入れ替え戦の順位となる。
ハノーファーも同様に勝てば無条件で残留が決定する。引き分け以下の場合は下位3チームの結果が大きく影響する。特にシュツットガルトとは得失点差勝負になる可能性が高い。
2連勝で自動降格圏を脱したシュトゥットガルトだが、以前として状況は厳しい。しかし、ハノーファーとフライブルクが直接対決であり、自身もパーダーボルンとの直接対決となっているため、勝利さえすれば一気に残留の可能性が広がる。
元セレッソ大阪のMFゴイコ・カチャルが所属するハンブルガーSVは30節から2勝1分と勝ち点を積み上げたが、前節は残留を争うシュツットガルトに痛い逆転負けを喫し、降格圏からの脱出に失敗してしまった。シャルケ戦で勝利を収めない限り、クラブ初の2部降格となる。
得失点差も絡んでくるが、どのチームもまずは勝利が必須。直接対決もあるだけに激しい展開が予想されるが、果たして残留を手にするのはどのチームか。
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