ミランのイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラ【写真:Getty Images】
ミランのイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが、フィリッポ・インザーギ監督、そして来季の新監督就任が噂されるレアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督について言及した。21日付の伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
今季は大きな不振に陥ったミラン。指揮官のインザーギ監督は何度も解任が報道されたが、「彼は僕を信頼してくれた。彼はアイデアのある人間だよ。だけど、今年は不運な1年を過ごしているね」と同監督を擁護した。
来季こそ巻き返しを誓うミランだが、誰が監督を務めるは定かではない。すでに多くの後任候補の名前が挙がっているが、その中にはかつてミランでチャンピオンズリーグ(CL)優勝をもたらしたアンチェロッティ監督もいるとされている。
リーガエスパニョーラでは2位、CLでは準決勝敗退で終わったことに不満を持ったマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が今季終了後にアンチェロッティ監督を解任し、同監督はそのままミラノへ向かうという見方もある。
ボナベントゥーラは「彼がこれまでのキャリアで成し遂げてきたことを見れば、素晴らしい監督だと言うべきだろう。彼はまだマドリーの監督だし、ミランにはインザーギ監督がいる。だからこれ以上は話したくはない」とアンチェロッティ監督を称賛する一方で、現指揮官であるインザーギ監督に敬意を示した。
前節のサッスオーロ戦では1ゴールを挙げながらも2枚のイエローカードにより退場となったボナベントゥーラ。チームも2-3で敗れ、11位に後退している。
次節は24日、ミランはホームでトリノと対戦する。残り2節となったセリエAだが、ミランはすでにヨーロッパリーグ出場の目標も絶たれている。果たして来季ミランの指揮を執るのはどの監督になるのだろうか。
【了】