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ヴェンゲル、FA杯連覇へ倦怠感を懸念「最終節の勝利で弾みつけたい」

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴェンゲル、FA杯連覇へ倦怠感を懸念「最終節の勝利で弾みつけたい」
アーセナルを率いるヴェンゲル監督【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグ第33節の延期分が20日に行われ、アーセナルはサンダーランドと対戦し、スコアレスドローに終わった。

 アーセナルは直近ホーム3試合で得点が獲れておらず、多くのチャンスをつくりながらも決定力を欠くゲームが続いている。4位のマンチェスター・ユナイテッドとは勝ち点3差(得失点差は7)をキープしたことでチャンピオンズリーグにストレートインできる3位確保は濃厚だが、30日に行われるFAカップ決勝に向けては不安が残る。

 英紙『デイリー・ミラー』でアーセン・ヴェンゲル監督は「FA杯決勝に向けて少し心配だ。また2週間先の話だが、日曜の最終節では選手を休ませるかもしれない。

 我々はチャンス作りやゴール前のフィニッシュの場面でシャープさを失っていた。シュートは28本だったが、得点が入りそうな気配はなかったね。今夜の相手は体を張って我々を抑えていたし、ゴールを奪うには特別なプレーが必要だった。選手は先週末の試合から完全に回復していないように見えたが、試合に勝てなければフラストレーションはたまる」とコメント。

 続けて「我々はトップ3入りに向けて優位な立場にいる。日曜の試合では勝利を収め、FA杯に向けて弾みをつけたい。私はナーバスな状態にはなっていないよ。ただ、シーズンで56試合も戦っており、選手は疲労を抱えている。最終節の結果を重視しつつ、FA杯の準備に備えたい」とCL権とタイトル獲得に向けて気を引き締めた。

 アーセナルは最終節、ホームでウェストブロムと対戦する。

【了】

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