家族トラブルで自殺まで考えたと明かしたトッテナムのエマヌエル・アデバヨール【写真:Getty Images】
トッテナムのエマヌエル・アデバヨールが、家族間のトラブルから「何度も自殺を考えた」と明かしている。兄弟の一人からのど元にナイフを突きつけられたほどだったという。
アデバヨールはフェイスブックのアカウントに3度目となる長文を投稿し、そこで兄弟間の争いを明かしている。
元トーゴ代表のストライカーは、兄弟のコラやピーター(2013年7月に死亡)との争いから、自ら命を絶つことまで考えたと語った。
アデバヨールは投稿で「何度も僕は諦めたくなった。姉妹のイヤボに聞いてみてくれ。僕がどれほど彼女に連絡し、自殺しようとしていたかを」と書いている。
「長年、僕はこの話を伏せていた。でも、もしも僕が死んでしまったら、誰も僕の話を知らないままになる。誰もそこから学ばない。プライベートなこういう話は伏せておくべきだという人たちもいる。でも、誰かが犠牲を払わなければいけない。誰かが話さなければいけないんだ」
アデバヨールは今月から投稿の中で兄弟との争いを明かし始めた。その中で、フランスのアカデミー時代に兄弟のロティミがチームメートの携帯電話を盗んだことを明かしている。
そして最新の投稿では、自動車ビジネスを始めるために大金を渡すことを拒んだことでコラからナイフで脅されたと語った。
当時モナコに所属していたアデバヨールは、「とても疲れていた。そして昼寝をしたんだ。目覚めたとき、僕ののどにはナイフがあった」と書いている。
「目を開けると、兄弟の2人(コラとピーター)がいた。彼らは怒鳴り、僕が彼らの時間を無駄にしていると言ってきた。ピーターは怒り狂い、コラがそれを支えていた。僕は聞いたよ。『この問題を解決するにはこれしかないのか? もしもそうなら、僕を殺して金を奪えばいい』とね。そうしてようやく彼はナイフを下げたんだ」
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。