カルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】
無冠に終わったレアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督の解任はすでに決まっているが、クラブの公式発表は6月に行われる予定だと、スペイン紙『マルカ』の元編集長エドゥアルド・インダ氏が19日、スペインのサッカー番組『エル・チリンギト』で明かしている。
2016年までマドリーと契約を交わしているアンチェロッティ監督は17日、エスパニョール戦後の記者会見で「来季はリーガを制覇したい」と、契約を全うする意思を示していたにもかかわらず解任される模様だ。
なおインダ氏は、後任に関する確かな情報はないと主張し、「ヨアヒム・レーブ監督やユルゲン・クロップ監督は(フロントの)好みの指導者だがまだ何も決まっていない」と述べている。
ここ数日、ボルシア・ドルトムントに別れを告げ、今夏フリーになるクロップ監督が後任となる可能性が伝えられてきた一方、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は同監督に確信を持てないとも報じられていた。
無冠で終わったとはいえ、昨季は念願のデシマ(CL10回優勝)を果たしたアンチェロッティ監督は、サポーターの支持(スペイン紙『アス』のアンケート結果ではサポーターの6割が続投を希望していた)だけでなく、選手たちからも絶対的な支持を得ているため、今季限りでの解任は波紋を呼びそうだ。
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