「ベニテスはイタリアサッカー界にとってすごく面白い存在」
チェーザレ・ポレンギ(以下、チェ)「イタリア人と同じように長い休みがあって、久しぶりね。今日のミネストローネは『ナポリ』について話したいと思います。あのクラブでいま一番大切で、面白いのはベニテス監督じゃない?」
八塚浩(以下、八)「そうだよね」
チェ「2年目で、彼とメディアの関係も面白い。何度も印象的なセリフがあったし、記者と喧嘩もした。テレビ番組に出て、記者に『あなたとはもう話したくない。サッカーを十分に知らないから、あなたと話すのならゴルフの話しかしない』と言ったこともある」
八「それはすごいね」
チェ「イタリアサッカー界にとってすごく面白い存在で、彼がいなくなってしまったらかなり残念。ベニテスは来季どうするか、全くわからない。家族はリバプールにいるし、それがネックになっているみたい。しかも、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は『家族をローマに住まわせて、あなたはナポリで続けないか』という提案を出しているけど…」
八「今後どうなるかわからないのはやりにくいね。ベニテスにとって、今季の目標で達成できそうなもののうち、大きなものがまだ残っている。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位に入れる可能性もまだあるよね」