シュートを狙うFWロナウド(中)【写真:Getty Images】
【エスパニョール 1-4 レアル・マドリー リーガエスパニョーラ第37節】
スペイン・リーガエスパニョーラ第37節が現地17日に各地で行われ、レアル・マドリーはアウェイでエスパニョールと対戦した。
マドリーは前節、ホームでのバレンシア戦で2-2の引き分けに終わり、首位バルセロナとは勝ち点4差に広がってしまった。最終節に優勝の可能性を残すためには勝利が絶対条件。別会場で同時刻にキックオフとなるライバルの動向も気になるが、まずは自分たちが確実に3ポイントと獲れるよう積極的に得点を狙いたい。
試合が始まると、マドリーに最初の決定機。13分、DFカルバハルの右サイドからのクロスにファーへ動き出したFWロナウドが頭で叩きつけるもサイドネットを揺らす。ロナウドは20分にもエリア手前右から左足でミドルシュートを放つも枠を捉えられない。
エスパニョールは主にカウンターからチャンスを作る。3バック+WBによる強固な守備からボールを奪い、前線のFWカイセドとFWセルヒオ・ガルシアを中心にマドリーゴールに迫るも、枠内にシュートを飛ばせず。前半は両チームとも無得点に終わった。
後半に入ると、相手守備網のスペースを突いたマドリーが先制する。59分、DFぺぺが自陣でボールを奪うと、FWベンゼマからパスを受けたロナウドがエリア内左を駆け上がり、左足を振り抜く。するとボールはGKのゴールネットを揺らした。
エスパニョールは70分、左サイドからエリア手前中央にボールが入ると、複数選手が細かいタッチからチャンスを作り、MFビクトール・サンチェスの足元にボールが入る。シュートフェイントで相手選手をかわし、右足でシュートを放つがレアル守備陣に阻まれゴールならず。
すると、エスパニョールは意外な形から同点に追いつく。73分、FWストゥアニが味方からバックパスを受けたGKナバスにチャージングを行うと、エリア内でこぼれ球を拾ったS・ガルシアの折り返しをストゥアニが流し込み、今季11ゴール目を挙げた。
しかし、マドリーはすぐに勝ち越しに成功する。79分、右サイドからFKのセカンドボールを拾ったDFマルセロがロナウドとのワンツーでエリア内に侵入し、フリーで豪快に左足シュートを叩き込んだ。
マドリーは83分と91分にもロナウドの連続ゴールでエスパニョールをつき放し、勝利を確実にした。ハットトリックを達成したロナウドはリーグ得点数を47に伸ばした。
試合はマドリーがエスパニョールを4-1で下し、敵地で勝ち点3を獲得。しかし、別会場の首位バルセロナも勝利を収めたため、マドリーのリーグ優勝とはならなかった。最終節はホームでヘタフェと対戦する。
【得点者】
59分 1-0 ロナウド(レアル・マドリー)
73分 1-1 ストゥアニ(エスパニョール)
79分 2-1 マルセロ(レアル・マドリー)
83分 3-1 ロナウド(レアル・マドリー)
91分 4-1 ロナウド(レアル・マドリー)
【了】