キーワードは“継続性”
「先週土曜日の夜は、素晴らしい試合をすることができた。我々がまとまってサッカーができた時には、ローマのような相手をも倒せるということだ。そして我々は、サッスオーロ戦にもこの流れを継続させたいと思っている。あの試合だけが特別だったんだということがないようにね」
17日にサッスオーロ戦を控えたミランのインザーギ監督は、前日の記者会見でそう語っていた。この試合の目標はずばり、ローマ戦で見せたパフォーマンスの継続にある。地元紙各紙の予想では、前節は故障で途中交代を余儀なくされたアントネッリやアレックス以外は“継続”。もちろん、本田、デストロ、ボナベントゥーラで構成される3トップもだ。
その前節で本田は2アシストを記録し、また多くの好プレーで流動的な連係を生み出した。期待感は上がっている。前節ローマ相手にあれだけやれたのだから、格下のサッスオーロにも活躍してしかるべき(でなければ許さない)とミランファンは思っていることだろう。
ただ、簡単な試合にはならないはずである。前線に優秀なタレントを抱えるサッスオーロは組織もまたしっかりしており、ミランは過去2敗を喫しているのだ。
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