ジョゼ・モウリーニョ監督(左)とジョン・テリー(右)【写真:Getty Images】
チェルシーの指揮官ジョゼ・モウリーニョ監督は、レアル・マドリーから同クラブに再就任した際にキャプテンのDFジョン・テリーを「終わった選手」だと考えていたことを明かした。16日、英紙『テレグラフ』が報じている。
モウリーニョは「私は彼が終わった選手だと思っていた」と語った。
「なぜなら、彼は2年前満足にプレーしていなかったからね。彼は負傷していたし、構想に入っていなかった」
チェルシーがヨーロッパリーグ(EL)を優勝した2012-2013シーズン、テリーはラファエル・ベニテス監督のもと満足な出場機会を得ることはできなかった。
「私はいくつか間違った考えを持っていたよ。彼が本来のレベルには戻ってこれないと考えていた。しかしチェルシーに戻ってきた時、テリーはあと1年契約を残していた。私はそれを尊重し、どうなるか見てみたかったんだ」
結果的に、テリーは見事な復活を遂げてモウリーニョ監督のチームを助けることになる。指揮官は同選手のアプローチが素晴らしかったと賞賛している。
「彼は私のマネージメント方法を知っていた。既に全てを準備していたよ。テリーはチーム内で非常にシンプルなプロセスで定位置を獲得した。明確に素晴らしいプレーをしたんだ」
多くの人々が「終わった選手」だと考えていた同選手だが、今季は実に47試合に出場し8ゴール2アシストを記録した。同選手がチェルシーが成し遂げた5シーズンぶりのプレミアリーグ制覇に大きく貢献したことは言うまでもない。
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