衝突後に座り込むオスカル【写真:Getty Images】
先月26日のアーセナル戦で、頭を打ちながらオスカルに前半終了までプレーを続けさせたことについて、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督がチームドクターの判断に問題はなかったと自身の見解を述べている。
オスカルはアーセナル戦で相手のGKダビド・オスピナと衝突し、前半のみで交代した。脳震とうの疑いがある場合はプレミアリーグのガイドラインに従って6日間様子を見なければならないが、3日後のレスター戦にベンチ入りしたことで批判されていた。
15日付の英紙『ガーディアン』がこの件について言及するモウリーニョ監督のコメントを伝えている。
「オスピナとの接触で衝撃を受けたが、頭部に外傷を負ったわけではなかった。メディカル部門の対応は素晴らしかった」と指揮官は語り、オスカルのメンバー入りに問題はなかったと強調する。
昨年10月の同カードでも、GKティボ・クルトワがアレクシス・サンチェスと衝突して脳震とうを起こしながらプレーを続行して非難を浴びていたが、モウリーニョ監督はその時と状況は違うと考えているようだ。
近年頭部の衝撃に対して慎重に対応する傾向が強まっている。イングランドサッカー連盟は今季から試合中の脳震とうに関するガイドラインを改定し、意識をなくしている疑いのある選手は交代を義務づけられている。
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