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わずか3分! 誰にも”マネ”できないプレミア最速ハットトリック記録誕生

text by 編集部 photo by Getty Images

わずか3分! 誰にも”マネ”できないプレミア最速ハットトリック記録誕生
サディオ・マネが2分56秒でハットトリックを達成【写真:Getty Images】

 プレミアリーグ第37節のサウサンプトン対アストン・ビラが16日に行われ、衝撃的な記録が打ち立てられた。

 サウサンプトンの左サイドで先発出場を果たしたサディオ・マネは13分、グラツィアーノ・ペッレがヘディングで落としたボールに反応し、相手DFと競りながらゴール前に侵入すると、一度はGKシェイ・ギブンに阻まれながらもチームに先制点をもたらす。

 直後の14分、アストン・ビラのCBロン・フラールがマネのプレッシャーを受けてバックパスすると、GKギブンとカットを試みたFWシェイン・ロングが交錯してボールがこぼれる。

 そこに現れたのは猛スピードで駆け上がってきたマネだった。トップスピードのままボールを攫って追加点を流し込む。

 そして16分、今度はロングが左サイドをドリブルで持ち上がってグラウンダーのクロスを送ると、逆サイドでフリーになっていたマネが右足を一閃。わずか2分56秒でハットトリックを達成した。

 これはこれまで1994年に当時リバプールのロビー・ファウラーが成し遂げた4分33秒という記録を大幅に塗り替える、プレミアリーグ最速の偉業だ。

 自身の記録を破られたファウラーは、直後にツイッターを更新して「たくさんのメッセージが来るんだけど…何が起こったんだ?」と驚きを隠せない様子。

 イングランドのトップリーグに目を向けると、かつてフルアムでプレーしたスコットランド人FWグレアム・レガートが1963年に記録したちょうど3分が最速で、マネはこの記録も上回った。

 さらにマネはもう1つ記録を塗り替えていた。試合開始から16分でのハットトリック達成は、2001年に当時マンチェスター・ユナイテッド所属のドワイト・ヨークが樹立した前半22分を上回る最速記録となっている。

 マネが誰にも“マネ”できない離れ業をやってのけたサウサンプトンは、その後もアストン・ビラを圧倒。ロングが30m級の見事なミドルシュートを含む2得点を追加し、前半のうちに大量5点のリードを手にする。

 前半アディショナルタイムにクリスティアン・ベンテケのゴールで1点を返されたが、81分にマネのアシストからペッレが6点目を挙げ、サウサンプトンが6-1で大勝を収めた。

【了】

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