攻撃陣との連携にはやや課題も
シャルケはアウェーで岡崎慎司を擁するマインツと対戦。前半35分に高い位置のボール奪取から、新加入のプリンス・ボアテングがブンデスリーガ初得点を決め、その1点を守り切る形で連勝を飾った。
右サイドバックで出場した内田篤人は長身FWチュポ・モティングとの激しいマッチアップをこなしながら、ゴール前の守備でも奮闘。ロングボールに被りかけた場面もあったが、持ち前の俊敏性でリカバリーし、無失点に貢献した。
攻撃面では右ウィングのファルファンを後ろでサポートしながら、時折2列目を追い越して前に出ようとしたが、なかなか有効なチャンスメークはできず。前半からリードした状況で、守備のバランスワークが求められたことは間違いないが、新戦力を加えた攻撃陣との絡みには改善の余地を残す内容だった。
シャルケは18日にチャンピオンズリーグのグループステージでルーマニア王者のステアウアとホームで対戦する。昨季のヨーロッパリーグでベスト16に進出し、ルーマニア代表クラスをズラリと揃える好チームだが、先のカードを考えれば是が非でも勝ち点3が欲しい試合だ。
そこで内田が堅実に守備をこなしながら、攻撃面で得点に貢献するためのポイントをあげたい。
【次ページ】ファルファンをいつ追い越すか