ジョゼップ・グアルディオラ【写真:Getty Images】
バイエルンのペップ・グアルディオラ監督は11日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ・バルセロナ戦の前日記者会見に出席した。
3点のビハインドを覆さなければならないバイエルン。忍耐力が必要かと聞かれたグアルディオラ監督は「ここ15年のヨーロッパ最強チーム相手に0-3で負けている。攻めるより、まずはしっかり守ることだ」と、守備意識を高めて臨む意思を示した。
もちろん得点を決めなければ勝てないことはわかっているが、「現在バルセロナのカウンターは世界一だ。体勢を崩せばやられる」と、古巣の新戦術への警戒を強める。
昨季レアル・マドリーと対戦した準決勝から何を学んだかと聞かれたペップ監督は「あの日は忍耐力を欠き、カウンターによって負けた。1stレグのバルセロナ戦でも同じだからゲームを支配したい」と、ポゼッションの重要性も強調した。
再び敗れるようだと、監督としての評価も下がりかねない。これについては「世界一の監督になるためだけに勝つのは下らない、クソだ。自分のために偉大な監督になるのではなく、選手達のためにビッグになりたい」と語った。
「私は良いプレーができたらそれで満足だ。私は全てに勝った幸せな人間であり、ここに居るのは夢みたいだ。あれだけタイトルを制覇したのはスーパープレーヤーが揃っていたからだ」
ポルト戦では既に逆転に成功したものの「ポルト戦とバルサ戦は違う。ドイツ人はクレイジーな試合を好むけど私はそうじゃないし、ロッベンとリベリ抜きではできない」と、現実的な分析をした。
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