プレミアリーグに昇格するボーンマスが狙うモナコFWディミタール・ベルバトフ【写真:Getty Images】
イングランド・チャンピオンシップ(2部)を首位でシーズンを終え、プレミアリーグへの昇格を決めたボーンマス。チームを率いるエディー・ハウ監督は“イギリスで最も冷静な若手指揮官”の一人として知られている。
だが、プレミアリーグを戦うチームはどこもトップクラスの攻撃のタレントを必要とするものだ。来季からプレミアリーグに戦いの舞台を移すボーンマスも例外ではない。
ハウ監督はモナコから元マンチェスター・ユナイテッドFWディミタール・ベルバトフの獲得という驚きの補強を考えているようだ。
モナコはUEFAのファイナンシャルフェアプレー違反により、来季は欧州カップ戦での登録選手数を22人に制限されているため、34歳のベルバトフはモナコを退団する可能性がある。さらに、かつてトッテナムやレバークーゼンでプレーしたベルバトフは、フリートランスファーで獲得することができる。
だが、問題となるのはサラリーである。ベルバトフは週給10万ポンド(約1850万円)を求めており、ボーンマスはチャンピオンシップで比較的裕福ではあるが、ハウ監督は厳しい予算の中でのやり繰りを強いられることになる。
それでも、“冷静な”ハウ監督は、ボーンマスが来季のプレミアリーグ残留を実現させるためには、ゴールゲッターが必要だと理解している。果たしてユナイテッド時代にリーグ得点王にも輝いたブルガリア人ストライカーが再びプレミアリーグでプレーすることはあるのだろうか。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。