柴崎岳【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ1stステージ第11節が10日に行われ、鹿島アントラーズはFC東京に1-0で勝利した。
キャプテンの柴崎岳は、この日も攻守に渡って奮闘した。守備では、中央はもちろんサイドにも素早く寄せ、サイドハーフやサイドバックと連係しながら相手をブロックした。鋭い読みで次のプレーを予測し、FC東京の攻撃の芽を摘んだ。
後半途中からは1列前にポジションを上げた。そして、82分には味方のカウンターに並走すると、ラストパスを受けて強烈なシュートを放つ。これはクロスバーに直撃するも、攻撃面でも相手の脅威となった。
チームにとって何よりの収穫は、今季初の無失点勝利だろう。主将は「相手の運のなさに助けられた部分も多少あった」と、磐石ではないことを強調した。それでも「この試合をスタンダードにして、さらに細かいところまで詰めていけるようにしたい」と、今後に向けての収穫を得たことも確かなようだ。
順位的には依然として中位を彷徨っている状況。ただこの日の勝利で、もがいていたチームに一筋の光が射し込んだはずだ。
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