香川真司【写真:Getty Images】
ブンデスリーガ第32節が9日に行われ、ドルトムントはホームでヘルタ・ベルリンと対戦して2-0の勝利を収めた。
2試合ぶりとなる勝ち点3獲得で目標とするヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得へ前進したものの、先発した香川真司はチームと自らのパフォーマンスに納得していない。
試合後、ミックスゾーンで取材に応じた香川は勝因について「相手が弱かったから、前半も最初から凄くぬるかった。相手も凄くビビっていた感じがしていた」と、ヘルタ・ベルリンの迫力不足を挙げる。
そして自身の課題として「あんなシュートじゃ話にならない」とフィニッシュの質を、チームの課題として「余裕ができた分、なんか変な余裕になっちゃったし、軽かったり、フワってしている感じがあった」メンタルコントロールの拙さを指摘した。
いまドルトムントにとって最も重要な試合はヴォルフスブルクとのDFBポカール(カップ戦)決勝だ。香川は「先週、今週とちょっと重さがあったり、空気的にもこの時期で一人一人難しさはあると思う。それが悪い方に行かないだけで、勝ち切って良かったんで、もう一回気を引き締めてやらなきゃいけない」と、チームに切り替えを促す。
ユルゲン・クロップ監督との別れが迫る中、EL出場権獲得とタイトル確保に向け、ドルトムントにとって最後まで気の抜けない戦いが続く。香川が求めているのは明確な結果のみだ。
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