ミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長(左)【写真:Getty Images】
クラブ買収問題に揺れるミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が、自身のクラブ経営に対する考えと新オーナー選択の基準を語っている。10日、イタリアTV『テレノルド』が伝えた。
同氏はミランの株式を売却する場合、「クラブを欧州でトップに引き上げられる人間にのみ売却したい」という希望を強調した。そしてライバルクラブであるインテルは、それができなかったと指摘している。
「(元インテル会長のマッシモ・)モラッティはエリック・トヒル(写真右)にインテルを売却した。彼はインテルをイタリアと欧州の主役に戻す気がない、もしくはその能力がない人間に見える」
「一方、私はミランに潤沢な資金を持ち込む人間を探している。ヨーロッパでもクラブをトップに引き戻すためのね」
今季、積極的な補強に出ながらも8位と低迷するインテル。一方のミランはビー・テチャウボン氏との売却交渉が大方の落ち着きをみせ、来季の大型補強が噂されている。果たして、ミランはインテルを超えるクラブ基盤を築きあげることができるのだろうか。
【了】