アントワン・グリーズマン【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリーズマンが、夏のチェルシー移籍を望んでいるという。
24歳のグリーズマンはビセンテ・カルデロンでの1年目だが、ディエゴ・シメオネ監督率いるチームで公式戦25得点を記録するなど、素晴らしいシーズンを過ごしている。
だが、『デイリー・テレグラフ』によるとグリーズマンはアトレティコとの契約を見直したいと思っているそうだ。フランス代表の同選手は、アトレティコで続けることを決める前に、プレミアリーグ王者となったチェルシーに移籍する可能性もあると言われている。
グリーズマンの契約には、4300万ポンド(約79億6000万円)の違約金が設定されている。
チェルシーはこの2年、グリーズマンの獲得に関心を寄せていたようだ。グリーズマンは前線の3つのポジションをそれぞれこなせる。リーガエスパニョーラでの22得点は、クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシに続く3位の数字だ。
ジョゼ・モウリーニョ監督は来季に向けてFWが足りないとみている。アンドレ・シュールレとモハメド・サラーを1月に放出し、ファン・クアドラードを獲得したが、ディディエ・ドログバのシーズン後の去就も不透明な状況だ。
チェルシーはアトレティコと良好な関係にあり、ティボー・クルトゥワはアトレティコに3年レンタル移籍していた。さらにチェルシーは昨夏、アトレティコからジエゴ・コスタとフィリペ・ルイスを獲得している。
F・ルイスは古巣に戻るとも報道されているが、モウリーニョ監督はグリーズマン同様、MFコケとDFディエゴ・ゴディンのことも狙っているようだ。チェルシーは来季もアトレティコから補強することとなるのだろうか。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。