伊メディアは2アシストの本田をMOMに選出
「素晴らしいパフォーマンスを遂げた本田に対して質問しないわけにはいきませんが、ここまで不調だった彼が復調したのはどうしてでしょうか?」
本田圭佑が今季初となる2アシストを記録し、ミランの6試合ぶりの勝利に貢献したローマ戦。その後の記者会見では、地元記者からインザーギ監督に対してこんな質問が飛んだ。試合の実況中継を担当していた『スカイ・スポーツ』は本田をマン・オブ・ザ・マッチに選出するなど、そのパフォーマンスは認められていた。
「自分も異論はない。クオリティとかテクニックとか、今シーズンの序盤で見せていたものを彼は披露していたし、決定的だったよ」
ミランの下部組織の事情にも精通する『コリエレ・デッラ・セーラ』のサルバトーレ・リッジョ記者はこのように評価した。本田が点に絡んだのは、昨年10月のヴェローナ戦2ゴール以来のこと。しかしそのことについてもリッジョ記者は「彼のせいではない」と断言していた。
「本田にとっての不運は、ミランにとって困難な時期に直面してしまったことだ。昨年12月のローマ戦から今まで数えてたった3勝しかしてないチームの状態は悪く、チームとしてのプレーが機能していないので個人が活きるはずもない。彼の不運はこういう時期にミランでプレーしたということだよ。一方今日はチームとして上手く回ったので、彼も10番としての優位性が発揮できたということさ」