【ミラン 2-1 ローマ セリエA 第35節】

　イタリア・セリエA第35節が現地時間の9日に行なわれ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはホームでローマと対戦した。

　この試合でミランは2015-2016シーズンの新ユニフォームを着用した。本田は3試合連続スタメン出場を飾っている。

　13分、本田が裏へ抜け出しシュートを放つも、なんとかGKモルガン・デ・サンクティスが防いだ。

　その後もFWジェレミー・メネズ不在のミランは本田が中央に顔を出してはリズムを作り出す。

　17分、ローマがコーナーキックからチャンスを作る。DFコンスタンティノス・マノラスがヘディングするも惜しくもポストに阻まれた。

　すると前半終了間際の40分、ミランが先制に成功する。本田が右サイドを攻めみクロスを放つ。これをMFマルコ・ファン・ヒンケルが詰めて1-0とリードを奪う。本田は昨年9月以来となる23試合ぶりのアシストを記録した。

　後半も引き続きミランペース。59分、ショートコーナーから再び本田が右サイドでクロスを放つと、FWマッティア・デストロがヘディングで押し込んだ。

　直後には相手コーナーからカウンターでチャンスを作る。本田がドリブルでボールを運ぶと中央のMFアンドレア・ポーリにラストパス。これは流れてMFジャコモ・ボナベントゥーラに届くも、シュートは枠に飛ばせない。

　しかし、ローマも反撃をみせる。72分、DFナイジェル・デヨングがエリア内でFWファン・マヌエル・イトゥルベを倒すと、FWフランチェスコ・トッティが冷静にPKを沈めた。これでトッティは自身のセリエA通算得点記録を242ゴールと更新した。

　それでもローマは最後まで1点が及ばず試合は2-1で終了。ミランが6試合ぶりの勝利を手にしている。

【得点者】
40分 1-0 ファン・ヒンケル（ミラン）
59分 2-0 デストロ（ミラン）
73分 2-1 トッティ（ローマ）

【了】