チームメートと先制ゴールを喜ぶDFスボティッチ(左から3人目)【写真:Getty Images】
【ドルトムント 2-0 ヘルタ ブンデスリーガ第32節】
ドイツ・ブンデスリーガ第32節が現地9日に行われ、日本代表のMF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントはホームでFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと対戦した。
ドルトムントは前節、アウェイでホッフェンハイムと1-1で引き分け、ヨーロッパリーグ出場圏内には勝ち点3のまま。一方、ヘルタはホームでボルシアMGに1-2で競り負け2連敗。降格圏に勝ち点4差と油断はできない。
先制したのはドルトムント。9分、左CKからのボールにDFスボティッチが頭で合わせ、幸先よくゴールネットを揺らした。15分には、エリア右でパスを受けたMFムヒタリアンが相手DFをかわし、右足でシュートを撃つも追加点はならず。しかし、前半はドルトムントが攻勢をかける時間帯が続き、一方的にペースを握ったままハーフタイムを迎えた。
前半のヘルタは、26分に原口がエリア外右でファウルを犯して警告。39分に唯一の決定機だったMFヘゲラーの左足シュートも枠を捉えきれなかった。
後半に入ると、ドルトムントにいきなり追加点。47分、ゴール正面でテンポ良くパスを繋ぐと、前線まで上がってきていたDFドゥルムにパス。すると、エリア内右で切り返し、左足でゴール左下に流し込み、点差を広げた。
62分には、香川がハーフライン付近からドリブルで持ち込み、スルーパスを出す機会を窺うもコースが防がれたため自らシュート。しかし、右足から放たれたボールはバーの上に外れる。83分にもエリア内に侵入し、果敢にシュートを狙うも相手GKの正面をつき得点ならず。香川は85分にピッチを後にする。
ドルトムントは試合終盤に押し込まれる場面もあったが、結局決定的なシーンは作らせず、ヘルタを2-0で退けた。
また、同時刻にキックオフとなった7位ブレーメンと8位ホッフェンハイムが揃って白星を逃したため、ドルトムントは9位から7位へ浮上。しかし、EL出場圏内の6位アウクスブルクはバイエルン・ミュンヘンに勝利し、残り2試合で勝ち点3差は変わらず。
ドルトムントは次節、アウェイでヴォルフスブルクと対戦する。
【得点者】
9分 1-0 スボティッチ(ドルトムント)
47分 2-0 ドゥルム(ドルトムント)
【了】