来季放出の可能性もあるGKロマン・ヴァイデンフェラー【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントは現地時間9日に、ホームでヘルタ・ベルリンと対戦する。
負傷者が多発しているドルトムントだが、今週の練習で正GKでもあるロマン・ヴァイデンフェラーが復帰。同試合にも出場可能となっている。
しかし、7日に行われた会見でユルゲン・クロップ監督は、ヴァイデンフェラー不在の際にゴールマウスを守り、DFBポカール(ドイツカップ)決勝進出の立役者となったミシェル・ランゲラクの起用を明言した。
クロップ監督は「何も起きない限り、ベルリン戦ではミシェルがゴールマウスに立つ」と、述べている。
EL出場を目指すドルトムントだが、正GKの復帰にもすぐに先発起用しないのは理由があると8日のドイツ紙『ビルド』は述べている。
同紙によれば、次期監督でもあるトーマス・トゥヘル氏がおそらくヴァイデンフェラーを正GKとするのに疑問を持っている様子。そのため、すでに来季のチーム構成のためではないかと予想している。
ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は同紙に対し「我々には強力なGKが2人いる。このポジションが定まらない問題があるほどにね」と、両GKの実力が拮抗している悩みを明かしている。
しかしながら、ケルンのティモ・ホーン、フランクフルトのケヴィン・トラップなど補強の噂もあり、2016年までドルトムントとの契約を交わしているヴァイデンフェラーが今季で放出される可能性もゼロではない。
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