本田圭佑が語る“生き様”とは
「誤解されては困るんですけど、来る前からこういう状況でしたから。来てからこういう状況になったわけじゃないですから。それを自ら選んだということは以前にも多分話したと思いますし、自ら10番を選んだというのも以前話したと思いますし。
その責任、重圧というのは常に感じてますし、常に自分が比べられる選手というのは世界でトップを取った選手と比べられるわけですから。それに満たない活躍、チームの成績というのはプレッシャーとして、まあサン・シーロのブーイングがそれを物語っているんでしょうけど。何も今抱えている問題がイヤ、っていうことを思ったことはないです」
3月15日、ミランが逆転負けを喰らったフィオレンティーナ戦の後だ。取材中の本田圭佑に対し、「今のミランの状況は想像できていたのか、来季もやれるという気持ちになっているのか」という質問が飛んだ。冒頭のセリフはそれに対する本田の返答なのだが、彼は言葉に熱を込めつつこうも付け加えていた。
「自分自身の生き様としては、こういう困難に立ち向かうのが本田圭佑。常に難しいですけど、それは自分の人生の中で今に始まったことではないんで」
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