勝ち越しゴールを決めたFWカルロス・テベス【写真:Getty Images】
【ユベントス 2-1 レアル CL 準決勝 1stレグ】
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグが現地時間5日に開催され、ユベントスは前回王者レアル・マドリーとホームで対戦した。
週末のリーグ戦で勝利し、4連覇を達成したユベントス。イタリア王者としていい状態で迎えた一戦。対するマドリーもベンゼマが怪我で欠場とはいえ、エースのC・ロナウドがハットリックを決めて好調となっている。
序盤ペースをつかんだのは、ホームのユベントス。決定的チャンスを何度か迎えた後の9分、右サイドからのスルーパスに反応したのはテベス。PAに侵入し、シュートを放つが、カシージャスに弾かれる。しかし、詰めていたモラタが押し込み先制に成功する。
早々に先制を許したマドリーは、早く同点にし、アウェイゴールを奪いたかったが、ユベントスの堅い守りを崩せずにいた。しかし27分、右サイドからのクロスをゴール前でハメス・ロドリゲスがもう一度中へ。中央でフリーのC・ロナウドが頭で決めて同点に追いついた。
アウェイゴールを奪ったマドリーは、無理に攻めず、ボールを回しながらチャンスをうかがう。
一方のユベントスは、守備ブロックを固めてボールを奪おうと試みるが奪えない。
41分にはマドリーに絶好機。イスコのクロスにハメスが飛び込むがクロスバー。はね返りをマルセロが狙うも枠をとらえられなかった。
結局どちらも追加点が奪えないまま1-1で前半を折り返した。
後半はアウェイのマドリーが、ボールを支配しペースを握る。
しかし56分、ユベントスはカウンターから、テベスがPA内でカルバハルに倒されPKを獲得。これをテベスがきっちり決めて勝ち越しに成功する。
勝ち越しを許したマドリーは63分、イスコに代えてチチャリートを投入する。好調のチチャリートの投入で流れを変えようとするマドリーだが、追加点は生まれずにいた。
リードを奪ったユベントスは、押し込まれる時間が続くが、しっかりと守りゴールを割らせない。88分には相手のミスから決定的チャンスを得るも、これはDFにブロックされた。アディショナルタイムに得たFKからのヘディングも決まらず。
どちらもこのまま追加点がないまま試合は終了。アウェイゴールを許したものの、ユベントスが2-1で勝利し、先勝している。
【得点者】
9分 1-0 モラタ(ユベントス)
27分 1-1 C・ロナウド(マドリー)
58分 2-1 テベス(ユベントス)
【了】