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リバプールが韓国代表ソン・フンミンを獲得へ。移籍の鍵はCL権の有無か

text by 編集部 photo by Getty images

リバプールが韓国代表ソン・フンミンを獲得へ。移籍の鍵はCL権の有無か
レバークーゼンに所属するFWソン・フンミン【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグのリバプールは、夏の移籍でレバークーゼンに所属する韓国代表のFWソン・フンミンの獲得を狙っているようだ。

 22歳のストライカーは、代表経験もある元サッカー選手の父の下でプレーを始めると、2008年に大韓サッカー協会が主導で行う留学プログラムを活用し、ハンブルガーの下部組織に入団。そこでの活躍が認められ、2010年に同クラブとトップ契約を果たすと、2012-13シーズンにブンデスリーガでブレイク。翌年にはチェルシーに移籍したFWアンドレ・シュールレ(現ヴォルフスブルク)の代役としてレバークーゼンに移り、加入2年目の今季はリーグ27試合でチームトップタイの11得点をマークしている。

 英紙『メトロ』によれば、リバプールを率いるブレンダン・ロジャース監督がソン・フンミンの獲得に関心を示しており、同選手がハンブルガーからレバークーゼンに移籍した2013年夏にもオファーを検討していたと報じられている。市場価格はアジア最高の1500万ポンド(約27億円)と言われており、スピード豊かな仕掛けから強烈なシュートを撃つのが特徴。

 リバプールは現在、イングランド代表のFWラヒーム・スターリングが契約延長を拒んでおり、移籍の噂が連日報道されている。また、イタリア代表のFWマリオ・バロテッリは周囲の期待に応えられないまま不発に終わっているため、攻撃陣のテコ入れが急務となっている。

 しかし、プレミア35節終了時点でチャンピオンスリーグ(CL)出場圏内に勝ち点4差の5位に位置しているリバプールが、ブンデス4位で欧州への切符をほぼ手中に収めているレバークーゼンから引き抜くには好材料が少ない。移籍を実現させるためには、残り3試合で順位を逆転するか、高額な移籍金や報酬を用意する必要性がありそうだ。

【了】

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