審判に抗議するインザーギ監督(右)【写真:Getty Images】
イタリア・セリエA第34節が3日に行われ、日本代表のFW本田圭佑が所属するミランはアウェイでナポリと対戦した。
クラブ買収騒動が落ち着きをみせるミランだったが、ピッチ上ではまだまだ不安定な戦いが続いている。開始わずか42秒でDFマッティア・デ・シリオが退場なると、70分に先制を許し、そこから立て続けに3失点。ミランは0-3で敗れ、5試合白星なしの3連敗となっている。
伊メディア『スカイ・スポーツ』で、クラブを率いるフィリッポ・インザーギ監督は「70分も耐えてきたチームがこのような結果になって残念に思う。あのレッドカードが試合に与える影響はあまりにも決定的だ。今夜の選手たちを批判することなどできない。デ・シリオは代表でプレーする選手で、状況を読む力はあったはずだ。非常に残念に思う」と、リーグ史上最速記録の退場処分の対して不満を露わにした。
また、57分に0-0の状況で交代させたFWマッティア・デストロと口論になったことについては「途中で代えられれば誰だって不満を抱く。彼は消耗していたため、フレッシュなジャンパオロ・パッツィーニを起用したかった。残り4試合では私がユースを率いていた頃に見た若手選手を積極的に使っていく。彼らにもチャンスを与えたい」と説明し、事実上のシーズン終了をほのめかした。
10位に沈むミランは、ヨーロッパリーグ出場圏内まで勝ち点9差となっている。
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