自宅まで走って帰るブラガのセルジオ・コンセイソン監督【写真:『フットボールブルー』より】
スポルティング・ブラガのセルジオ・コンセイソン監督が、国内カップ戦で決勝進出を果たしたことを、一風変わった形で祝った。約38キロを走って帰宅したのだ。
ラツィオやインテルで活躍した元ポルトガル代表のコンセイソン監督は、リオ・アヴェとの準決勝セカンドレグで決勝進出を決めた場合、試合後にブラガまで走って帰ると選手たちに約束していたのである。
ファーストレグで3-0とリードしていたブラガだが、コンセイソン監督のチームはセカンドレグで1-1と引き分けた。約束を守らなければいけなくなったコンセイソン監督とスタッフたちは、ランニングシューズを履いて長い長い自宅への道のりを走り始めることになった。
コンセイソン監督は、シーズンを通じて選手たちが見せてきた戦いぶりに見合うものだったと考えているようだ。試合後、指揮官は「私の下で働くのは簡単なことじゃない。私はとても要求が大きい監督なんだ。選手たちは報われるにふさわしかったんだよ」と語っている。
ブラガはファイナルでスポルティングと対戦する。ファイナルの舞台はオエイラス。コンセイソン監督の自宅からは約320キロ離れた街だ。
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(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。