メッシは2得点、スアレスはハットトリックを達成【写真:Getty Images】
【コルドバ 0-8 バルセロナ リーガ・エスパニョーラ第35節】
リーガ・エスパニョーラ第35節が2日に行われ、バルセロナはアウェイでコルドバと対戦した。
2位レアル・マドリーと勝ち点差2で首位に立つバルセロナは、リーグ優勝に向けて落としたくない一戦。
対するコルドバは最下位に沈んでおり、残留圏内まで勝ち点差11の現状で負けは降格に直結するだけに絶対に勝利が必要だ。
序盤からボールを支配するバルセロナだが、攻撃にいつもほどの迫力がなく、なかなかビッグチャンスを作ることができない。
27分には縦パスを受けたメッシが、ドリブルで仕掛けてゴール前に侵入し、シュートを放つがGKファン・カルロスにキャッチされてしまう。
それでも徐々に圧力を強めるバルセロナは37分、メッシのロングパスに抜け出したネイマールが狙いすましたシュートを放つが、今度はポストに阻まれた。
そして42分、バルセロナはついにゴールをこじ開ける。ゴール正面のメッシが浮き球パスをエリア内に送ると、オーバーラップしていたラキティッチがフリーで受けて右足一閃。強烈な一撃で待望の先制点を挙げた。
畳みかけるバルセロナは前半アディショナルタイムにも火を噴く。イニエスタの完璧なラストパスに反応したスアレスがGKの目の前で触れてコースを変え、ボールをゴールに流し込んだ。
ラキティッチの先制点とスアレスの今季14得点目でバルセロナが2点リードして迎えた後半開始早々、またしてもゴールネットが揺れる。D・アウベスのクロスに2列目から飛び込んだメッシが頭で合わせて今季39ゴール目をゲット。得点ランキングトップのC・ロナウドに並んだ。
4点目もD・アウベスのクロスから生まれた。53分、3点目と同じような流れから右サイドを崩し、最後はスアレスがこの日2点目となるヘディングを沈め、勝利を決定づける。
CLバイエルン戦を意識してか60分過ぎにイニエスタとマスチェラーノを下げてシャビとマテューを投入したバルセロナだが、勢いは止まらない。
65分、シャビのCKにピケが頭で合わせて5点目。スペイン代表の長身DFはこれで2試合連続の得点だ。
さらに80分、エリア内でペドロ、ネイマール、スアレスらが細かくつなぎ、最後はメッシが押し込んで6点目を挙げる。メッシはこの試合2点目、シーズン40点目でC・ロナウドを抜いて得点ランキング単独トップに立った。
コルドバの悪夢は続く。84分、エリア内に侵入したネイマールをグニーノが倒してバルセロナにPKを与えてしまう。そして、ネイマール自身がこのPKを沈めてリードを7点に広げた。
88分にはシャビのシュートが相手DFに当たってコースが変わり、ボールはスアレスの足もとへ。ウルグアイ代表のゴールハンターはチャンスを見逃さずしっかり流し込み、ハットトリックを達成した。
圧倒的な力を見せつけて大勝を収めたバルセロナは6日にCL準決勝1stレグでバイエルン・ミュンヘンをホームに迎え、9日に同じくホームでリーガ第36節のレアル・ソシエダ戦に臨む。
【得点者】
42分 0-1 ラキティッチ(バルセロナ)
45分 0-2 スアレス(バルセロナ)
47分 0-3 メッシ(バルセロナ)
53分 0-4 スアレス(バルセロナ)
65分 0-5 ピケ(バルセロナ)
80分 0-6 メッシ(バルセロナ)
85分 0-7 ネイマール(バルセロナ)
88分 0-8 スアレス(バルセロナ)
【了】