ミランのオーナー、シルビオ・ベルルスコーニ氏(左)とタイ人資本家ビー・テチャウボン氏(右)【写真:Getty Images】
ミランの買収騒動の決着は再びおあずけとなった。現地時間の2日、同クラブのオーナーシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長とタイ人資本家ビー・テチャウボン氏が会談した。
会談前にはテチャウボン氏による株式の51%買収が決定的とみられていたミランだが、最後の最後で交渉はまとまらなかったようだ。イタリアメディア『ミランニュース.it』に対し、ベルルスコーニ氏は「私は(名誉)会長に残る」と話している。
「我々はミランの将来のために、あらゆる側面から話し合った。ミスターB(テチャウボン氏)は間違いなく真面目で、契約のための技術的要件を尊重してくれた。我々は友人になったよ。この繋がりによって何ができるかを考えていく」
「株式売却の割合? それが議論の全てだったと言ってもいいね。私が51%を保有する可能性もある。これはハートの問題なんだ」
今季混乱に混乱を重ねるミラン。またしても決着は先延ばしとなってしまった。果たして、来季のミランのオーナーは誰になるのだろうか。
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