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香川真司 10年前

香川に突きつけられた課題。独紙採点『5』。低評価が示す「トップレベルでの力不足」

ドイツカップ準決勝、ドルトムントはPK戦の末にバイエルンを下し、決勝進出を果たした。しかし、トップ下として先発した香川真司に独紙は採点『5』の低評価を下した。試合後、本人も口にした課題とは。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「身の毛もよだつようなミスパス」

香川に突きつけられた課題。独紙採点『5』。低評価が示す「トップレベルでの力不足」
先発出場した香川真司【写真:Getty Images】

「常軌を逸している! バイエルンは滑って決勝を通り過ぎる」と見出しを付けたのは、2015年4月29日付のルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレスである。

 28日に行われたDFBポカール(ドイツカップ)の準決勝で、ドルトムントは延長を含めた120分を戦い抜いてPK戦の末にバイエルンを下した。

 同紙はPK戦でバイエルンのキッカー、ラーム、アロンソ、ゲッツェ、ノイアーが揃って外したことを最も大きく取り上げている。4人全員が外したことを「常軌を逸している!狂っている!」と記した。

 またミュラーの「僕らにとって破滅的な夜だよ! 吐き気がする。単純にもっとゴールを決めておかなければならなかった」というコメントを掲載している。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙によるバイエルン戦のドルトムントの先発メンバーの採点は次のとおり。

【GK】ランゲラク「2」、【DF】ドゥルム「4」、ソクラティス「3」、フンメルス「3」、シュメルツァー「4」、【MF】ベンダー「4」、ギュンドガン「3」、ブワシュチコフスキ「3」、香川真司「5」、ロイス「3」、【FW】オーバメヤン「3」。

 香川には「5」と厳しい評価である。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙で、香川に「5」の採点が付けられた要因は明確である。同紙が「身の毛もよだつようなミスパス」と形容したように、カウンターからレヴァンドフスキの30分の先制ゴールへと繋がる、ロイスへの「ミスパス」がマイナス点となった。

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