フォルランからの厳しい指摘
今年2月のミラノダービーで左ひざを負傷し、昨季シーズン後半を棒に振った長友佑都。その影響で6月のコンフェデレーションズカップで精彩を欠き、8月のウルグアイ戦も強行日程で帰国しながら試合出場を回避せざるを得なくなった。ただ、外から日本代表の戦いを客観視したことで、チームに足りないものに改めて気づいたという。
「ウルグアイの選手にチームメートがいましたし、フォルランとも試合後に話しましたけど、『日本から戦う気持ちが感じられなかった』と彼らに言われました。僕も外から見ていて、やっぱりウルグアイの方がそういう気持ちが強かった。だからこそ、まずは戦う気持ちを大事にしたいですね」と彼は語気を強めた。
フォルランらの言葉がいい刺激になったのだろう。8月24日に開幕した今季セリエAでも2試合連続ゴールと気を吐いている。かつてレッジーナで中村俊輔を指導し、近年はナポリを大躍進させた新指揮官・マッツァーリ監督との相性も非常によく、長友は本来のキレと勢いを取り戻しつつある。
「ヒザのケガをしてからなかなかコンディションが上がらない状況でしたけど、今は徐々にいい感じに戻って来ている。自分自身、手ごたえを感じています。サイドの選手もどんどんゴールに絡んでいけというのが監督の戦術なんで、積極的に絡んでいきたい」と本人も目を輝かせる。