2ゴールで勝利に貢献したテベス【写真:Getty Images】
【ユベントス 3-2 フィオレンティーナ セリエA第33節】
セリエA第34節が現地29日に行われ、首位ユベントスはホームでフィオレンティーナと対戦した。
2位ラツィオの結果しだいで優勝の可能性があるユベントスは、戦前の予想に反してテベスとジョレンテを2トップとして起用。勝てば優勝が大きく近づくだけに、メンバーを落とすことなく臨んだ。
目の前で優勝を決められたくないフィオレンティーナは、33分にホアキンが得たPKをゴンサロ・ロドリゲスがを沈めて貴重な先制点をもぎ取る。
2分後、左サイドでFKのチャンスを手にしたユベントス。ピルロの見事なボールにジョレンテが得意の頭で合わせ、すぐさま同点に持ち込む。
畳みかけるユベントス45分、エヴラのクロスにテベスが頭で飛び込むと、ボールはGKの頭を超えてゴールの中へ。わずか10分で逆転に成功した。
66分、フィオレンティーナはまたしてもホアキンが倒されてPKを獲得。だが、すでに1本決めているゴンサロ・ロドリゲスはこのビッグチャンスを生かせず、まさかのPK失敗で追いつけない。
70分、縦方向のロングボールに抜け出したテベスがエリア内に持ち込むと、角度のない難しいところから狙いすましたシュートを突き刺し、ユベントスはリードを2点に広げる。
しかし、食い下がるフィオレンティーナは90分、イリチッチが左足で見事なFKを叩き込んで1点差に迫った。
それでも最後はしっかり逃げ切ってユベントスが3-2で勝利を収めた。
2位が引き分け以下で優勝決定の可能性があったが、ラツィオはパルマを4-0で下したため、ユベントスの歓喜は次節以降に持ち越された。
次節は5月2日のサンプドリア戦で、この試合に勝てば文句なしでセリエA4連覇が決まる。
【得点者】
33分 0-1 G・ロドリゲス(フィオレンティーナ)
36分 1-1 ジョレンテ(ユベントス)
45分 2-1 テベス(ユベントス)
70分 3-1 テベス(ユベントス)
90分 3-2 イリチッチ(フィオレンティーナ)
【了】