ユベントスサポーター【写真:Getty Images】
26日に行われたセリエA第32節のトリノ対ユベントスの試合のなかで11人の負傷者を出した紙爆弾は、ユベントスサポーターによって投げられたものであることが判明した。
この日のトリノダービーは、開始前から様々な騒動が勃発していた。ユベントスのチームバスがスタジアムに到着すると、待ち構えていた大勢のトリノサポーターが、石や卵を投げつけ、バスの側面ガラスをへこませた。また、一部のファンは花火を爆発させる騒動も起こした。
試合が始まると、ユベントスサポーターが陣取るエリア付近からトリノサポーターのもとへ紙爆弾が投げ込まれ、スタジアム内の椅子が爆発。負傷したトリノサポーター11名が病院へ運ばれる事態となった。
伊メディア『ANSN』によれば、地元警察がスタジアム内のビデオ映像を確認したところ、ユベントスサポーターが紙爆弾を投下したと断定。尚、犯人は未だ特定できていないという。
サポーターが起こした事件によって、ユベントスには無観客試合などの制裁が下される可能性も浮上。スクデット4連覇確実の状況だが、何とも後味の悪いシーズン終盤となってしまった。
【了】