サウサンプトン移籍が噂されるレアル・マドリーFWハビエル・エルナンデス【写真:Getty Images】
ハビエル・エルナンデスは再び新たなクラブを探すことになるかもしれない。レアル・マドリーは、シーズン終了後にレンタル移籍の期限が満了となるメキシコ代表ストライカーの完全移籍を望んでいないとみられるが、マンチェスター・ユナイテッドに戻っても売却される可能性がある。
ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督はチチャリート放出を示唆しており、移籍先の候補にサウサンプトンが浮上していると、英紙『メトロ』が報じている。
“チチャリート”(エルナンデスの愛称)は今季、マドリーで4得点しか挙げていなかったが、チャンピオンズリーグ準々決勝のアトレティコ・マドリー戦ではベスト4に導く決勝点を挙げ、26日のセルタ戦でも2ゴールを決めている。
ファン・ハール監督は先週、「私は彼にチャンスを与えた。ウェルベックに言ったことと同じことを言ったよ」と述べ、昨年夏に1600万ポンド(約28億9000万円)でアーセナルに移籍したダニー・ウェルベックを引き合いに出している。
「控えなのは良くない。だが私はそれを変えないだろう。得点を挙げたら、突然違うようになるだろうか? 私はそう思わない」と、貴重なゴールを挙げたとしても立場が変わる訳ではないと主張している。
26歳のチチャリートがマーケットに出回った場合、サウサンプトンが獲得を狙うと言われている。ユナイテッドは750万ポンド(約13億5000万円)を要求するとも言われているが、“セインツ”(サウサンプトンの愛称)の予算で獲得できる範疇だとみられている。
サウサンプトンには日本代表DF吉田麻也が所属しており、ユナイテッド時代にドルトムントへと移籍した香川真司とチームメイトだったように、再び日本人選手と同じピッチに立つことになるのかもしれない。
【了】
(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。