敵地で古巣と対戦するMFセスク(左)【写真:Getty Images】
【アーセナル 0-0 チェルシー プレミアリーグ第34節】
イングランド・プレミアリーグ第34節が現地26日に行われ、アーセナルはホームでチェルシーと対戦した。
アーセナルは前節、敵地でバーンリーに1-0で辛勝し、リーグ戦は目下8連勝中。一方、首位のチェルシーはホームでマンチェスター・ユナイテッドを下すも直近4試合は全て1点差の勝利。両チームは残り6試合で勝ち点10差となっており、アーセナルが優勝の望みをつなぐには勝利が絶対条件となる。
試合が始まると、アーセナルは序盤から相手守備陣にプレッシングをかけて攻勢をかける。
チェルシーは16分、MFセスクのロングパスに抜け出したFWオスカルがGKと交錯しながらシュートを狙うもMFコクランがゴール前でクリアし得点ならず。23分には、エリア外左から中へドリブルを仕掛けたセスクが、MFカソルラと接触し倒れるもシミュレーションをとられ警告を受ける。
アーセナルは34分、FWサンチェスのパスに抜け出したDFベジェリンが中へ折り返すと、カソルラがゴール前に詰めてシュート。DFケイヒルが腕で防いだようにも見えたが主審は笛を吹かず。
チェルシーは38分、カウンターからMFウィリアンのスルーパスに抜け出したMFラミレスがシュートを狙うもGKに止められる。
アーセナルは40分、左サイドのカソルラからパスを受けたサンチェスが右足を振り抜くも、力が入り過ぎて枠を捉えられず。44分には、人数をかけて攻め込み、最後はエジルがエリア内から右足でシュートを放つもGKの正面をつく。
前半は互いに譲らず、スコアレスのままハーフタイムへ。チェルシーは後半からオスカルに代えてFWドログバを投入。
チェルシーは56分、DFアスピリクエタが敵陣でエジルからボールを奪うと、前線のMFアザールへパス。エリア手前左からミドルシュートを放つも大きく枠を外してしまう。しかし、相手の攻撃リズムに慣れてきたチェルシーは徐々にペースをつかみ始める。
アーセナルは65分、DFモンレアルのアーリークロスにカソルラが飛び込むも相手DFにクリアされる。76分には、敵陣でのインターセプトからカソルラが再びゴールを狙うも枠を外す。
アーセナルは76分にMFコクランを下げてFWウェルベックを起用。84分にはFWウォルコットを使い、攻撃的な布陣でゴールを狙う。チェルシーは90分にセスクからDFズマに代え、逃げ切りを謀る。
アーセナルは終了間際に左サイドからのグラウンダーのクロスにエジルが詰めるも空振り。結局最後まで得点は生まれず、試合は0-0のまま終了した。
アーセナルは次節、アウェイでハル・シティと対戦。一方、チェルシーはミッドウィークに開催される延期分のレスター戦と来週末のクリスタル・パレス戦に連勝すれば、2009-10シーズン以来となる5季ぶり5度目の優勝が決まる。
【了】